つれづれなるままにWINGSFAN
Tribute Vlog for Paul McCartney & Wings
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Yesterday  Here Today  Go Now
TV , ラジオ
8/20 12:35~14:35 ザ・ビートルズ ~ EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years WOWOWシネマ

イベント
8/20 19:00 サージェント・ペパーズ発売50周年記念トーク・イベント (6) メンバーを取り巻く世界
8/24まで MUSIC LIFE パネル展
8/25 19:30 ビートルズカフェ
8/25~11/9 センシビリティ アンド ワンダー
8/26 16:00~18:00 ジョン・ドーヴ&モーリー・ホワイト サイン会
8/27 12:30 ビートルズ・アナログ鑑賞会 Vol.11 ポール・マッカートニー「フレイミング・パイ」20周年記念特集
8/27 16:30 石引パブリック1周年記念 トークショー&ライブ もっと!ポール・マッカートニー!
9/17まで ジュリアン・レノン写真展 Cycle 東京
9/17まで ジュリアン・レノン写真展 Cycle –Life Cycle– 東京
9/17まで ジュリアン・レノン写真展 Cycle –River Life– 京都

BD , DVD
8/23 サウンドブレイキング (ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ジョージ・マーティン出演)
10/3 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 海外盤

アナログ盤
8/29 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション アビイ・ロード
9/1 ビートルズ サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド US盤
9/12 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
9/22 リンゴ・スター Give More Love
9/26 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ラバー・ソウル
10/10 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ザ・ビートルズ (2枚組)
10/24 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ヘルプ!(4人はアイドル)
後半? ヨーコ・オノ ストーリー , シーズン・オブ・グラス , イッツ・オールライト , スターピース , 未完成作品第3番 ウェディング・アルバム
後半? ポール・マッカートニー 全カタログ再発

本 , 雑誌 , ムック
8/31 ビートルズ・ストーリー Vol.9 '70
9/7 悪魔のジョン・レノン
9/8 ビートルズはどこから来たのか 大西洋を軸に考える20世紀ロック文化史
9/12 隔週刊CD付きマガジン JAZZ VOCAL COLLECTION 36号 ビートルズ・ジャズ・ヴォーカル
9/21 絵本「Imagine」
2018年 The Beatles: Yellow Submarine

LIVE
9/11~10/2 ポール・マッカートニー 米国
10/13~20 ポール・マッカートニー ブラジル
10/24 ポール・マッカートニー コロンビア
10/28 ポール・マッカートニー メキシコ
12/2~12 ポール・マッカートニー オーストラリア
12/16 ポール・マッカートニー ニュージーランド

CD
9/12 隔週刊CD付きマガジン JAZZ VOCAL COLLECTION 36号 ビートルズ・ジャズ・ヴォーカル
9/13 ビートルズ ハリウッド・ボウル 1965
9/13 ビートルズ ライブ・アット・ブドウカン 1966
9/15 リンゴ・スター ギヴ・モア・ラヴ
10/6 ダニー・ハリスン IN///PARALLEL US盤
12/15 チャリティー・アルバム (ポール・マッカートニー参加) UK盤
後半? ヨーコ・オノ ストーリー , シーズン・オブ・グラス , イッツ・オールライト , スターピース , 未完成作品第3番 ウェディング・アルバム
後半? ポール・マッカートニー 全カタログ再発

グッズ , ゲーム
9/30 ビートルズ コラボTシャツ
10/1 ビートルズ&ほぼ日手帳2018 コラボ手帳

映画
年内? ポール・マッカートニー High In The Clouds
年内? A Life In The Day

          

          


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ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーのデモ・テイクを通じて名作を振り返る
ジョン・レノンによる骨格だけのデモ・バージョンから始まった「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」。スタジオでの試行錯誤を経て不朽の名作となるまでのプロセスを追う。

The Beatles

「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」はビートルズのキャリアだけでなく20世紀の音楽をも代表する曲の一つである。しかしもしも、1967年2月にリリースされたシングル・バージョンを凌ぐ「ストロベリー・フィールズ」の別バージョンがあるとしたらどうだろう? 愚問だろうか? それともビートルズのレコーディング・プロセスのすべてを明らかにするきっかけにはならないだろうか? ジョン・レノンは「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」を自分自身を歌った数少ない作品の一つだと考えていた。「リアルな俺自身の世界を歌った曲なんだ。実際に他の世界は知らないしね。俺が書いたリアルな曲というのは「ヘルプ!」と「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」だけさ」とレノンは1970年に語っている。「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」は1966年にレノンが映画「ジョン・レノンの僕の戦争」の撮影のため、スペインに滞在している間に書き始めた。その頃ビートルズのメンバーたちは自分たちが「キャリアの中盤にさしかかっている」と感じていたのか、子供時代をよく振り返るようになっていた。「ストロベリー・フィールズ」も子供時代のジョン・レノンがミミおばさんに「危ないから行っちゃだめ」と言われていたにもかかわらず、よく遊びに行っていた救世軍の孤児院をモデルにしている。かつて音の収集家でもあったレノンは、その後自分で曲を作って歌うようになった。スペインでレノンがポータブルレコーダーに録音したデモテープから始まり、「ストロベリー・フィールズ」が曲として完成するまでのすべてのプロセスが明らかになった。デモテープの時点で曲はまだ骨格のみで、バラードというよりはマイナー調のか細い鼻歌のような感じだった。ここではめったに覗くことのできないビートルズ・ワールドを垣間見ることができる。レノンは自信なさそうな様子ながらリラックスした感じで、少なくとも曲作りのプロセスを楽しんでいるようだった。そして今我々はそのプロセスを追うことができる。「どうやら僕の樹には誰もいないようだ(No one I think is in my tree)」という曲の核となるフレーズはこの時点ではまだ存在せず、代わりに「俺に同調できる奴はいない(There's no one on my wavelength)」と上からの目線で歌われている。彼特有のひねりをきかせた話し言葉のシンタックスは、この時既に完成されていた。「つまり誰もぼくを理解することはできないのさ。でもそれでいいんだ。僕にとっちゃそれほど不幸って訳じゃない(That is you can't, you know, tune in but it's all right / I mean it's not too bad)」。「アイ・アム・ザ・ウォルラス」の時のように1日1行のペースで進むこともあったが、レノンの曲作りはいつも速かった。1曲を数ヵ月も温めることはなかった。ところが「ストロベリー・フィールズ」は違った。この曲作りのプロセスはレノン自身の自信喪失と自己過信の両方を映し出している。「俺は変わり者なんだ。2番の出だしは“どうやら僕の樹には誰もいないようだ”とした。俺はシャイすぎて自信を失っていたんだ。“俺ほどいかした奴はいない”ってことを言いたいんだ。俺はクレイジーか天才か。つまり“それが高かろうと低かろうと”ってことさ」と1980年にレノンは語っている。天才の持つ繊細な内面を表現する作業はレノンがケンウッドの邸宅に帰ってからも続けられた。レノンは1966年11月の最初の数週間をケンウッドで過ごし、「ストロベリー・フィールズ」の作曲を続けた。


レノンは夜も眠らず、時にはLSDの幻覚の中で、彼の中に誰かが入り込んでくる音を聴き、子供時代を思い返し、リヴァプールの神の声を聴いた。レノンはとてもリラックスし、コードを間違えたときは独り言のようにジョークをつぶやきながら、歌詞が出てこない部分はハミングで、同じフレーズを繰り返し歌った。「どうやら僕の樹には誰もいないようだ(No one I think is in my tree)」という出だしは気に入っていたが、最終的にそのフレーズは曲の中間に収まった。ビートルズ・ファンや好奇心旺盛な人ならきっと、レノンがこだわっていたそのフレーズを口ずさむのを止め、あの有名なフレーズ「Let me take you down ...」が出てきた瞬間に小躍りすることだろう。レノンのひらめきで、我々の現在知る新たな歴史が刻まれた。そして50年前(1966年)の11月24日、レノンはアビー・ロード第2スタジオに曲を持ち込み、他のメンバーとプロデューサーのジョージ・マーティンに聴かせた。エンジニアのジェフ・エメリックはその時のことを覚えている。レノンは「とてもグレートな曲だ」と言うとアコースティックギターを持ってスツールに腰掛け、これからその曲に関わっていく皆に歌って聴かせた。約1時間の音源を集めたブートレッグ盤「It's Not Too Bad」には、スペインからケンウッド、そしてロンドンのスタジオまで、「ストロベリー・フィールズ」の誕生から完成までのプロセスが記録されている。さらに最初のフル・スタジオ・テイクまで聴くことができる。所が1996年にリリースされた「アンソロジー2」に収められた同曲のテイク1では、なぜかポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの絶妙なバックコーラスが削られてしまっている。「ストロベリー・フィールズ」の有名なファイナル・バージョンは誰もが好きになるだろうが、この完成前の初期テイクもきっと気にいるだろう。気心の知れた仲間たちの前のレノンはオーディエンスの前では決して見せないのびのびとした歌い方で、歌い出しはファイナル・バージョンよりもむしろこちらの方が良いのではないかとさえ思わせる。曲を支える楽器のまるで天国で天使が奏でているような美しいメロディが、スローダウンしたジミー・リード風のブルース・ビートと調和している。もしレノンがそこでOKを出しさえすれば、このバージョンがリリースされたのではないだろうか。しかし果たしてそれがヒットしただろうか? そこで天才が熟考した。自分の内面を掘り下げ、他人にも理解できるように表現するにはどうしたらよいだろうか? 壮大なサビやバックコーラスはなくてもよいのか? その理由は誰も知るよしもないが、とにかくレノンはこれで満足しなかった。


4日後、違ったアレンジが試された。これもブートレッグ「It's Not Too Bad」で聴くことができる。さらに、ファイナル・バージョンにつながるリンゴ・スターのオーケストラ的なアプローチのドラムと、よりステップアップしたハリスンのギターをフィーチャーしたヘヴィな別バージョンも録音されている。そうして曲に繊細な厚みを加えながらよりよい音を追求していった。これはプロト・メタルにも近いバージョンだった。レノンは天使のような美しいバージョンがいいか、それともノリのよい方がいいか決めかねていた。そこでプロデューサーのジョージ・マーティンに「2つのバージョンをミックスしくれ」と言ったのは有名な話である。それはとても現実的なアイディアではなかった。「それを実現するには2つの大きな問題がある。一つはキーが違うこと。もう一つはテンポが違うこと」とマーティンはレノンに言った。しかし、スペインからずっとこの曲に真摯に向き合ってきたレノンにとって、そんなことは曲を完成させるためのただのひとつのプロセスでしかなかった。「ジョージ、君ならできるさ」とレノンは言い放った。それからマーティンは、2つの全く異なるバージョンのミックス方法を考え出すのに悩み苦しんだ。それは、音楽の物理学の法則をひっくり返すような作業だった。ビートルズ・ファンなら誰でも、この問題の解決のためマーティンは片方のバージョンの再生スピードを落としてもう一方のスピードを上げ、音楽学者でなければ判断がつかないほど、なるべく自然に聴こえるようにキーを合わせたことを知っている。多くの人々は「ストロベリー・フィールズ」といえばレノンを連想するが、そこには印象的なポール・マッカートニーのメロトロンをはじめ、バンド仲間たちの大きな力が結集されている。とにかくこうしてビートルズを代表する曲の一つが完成した。ところがレノン自身はファイナル・バージョンに満足していなかったということは、ほとんど知られていないだろう。恐らくレノンは、いつか違うバージョンを作り直したい、と思っていただろう。残念ながら叶わなかったが。故郷のストロベリー・フィールドへの旅、そして楽曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」が完成するまでのスペインから始まった旅こそが、レノンが本当に追い求めていた音楽そのものだったのだろう。

Thanks! ローリングストーン

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