つれづれなるままにWINGSFAN
Tribute Vlog for Paul McCartney & Wings
09 | 2017/10 | 11
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ポール・マッカートニー / ポール・マッカートニー
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(レッド)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(レッド)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

ラム / ポール&リンダ・マッカートニー
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(イエロー)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(イエロー)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

バンド・オン・ザ・ラン / ポール・マッカートニー&ウイングス
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(ホワイト)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(ホワイト)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

ヴィーナス・アンド・マース / ウイングス
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(レッド&イエロー)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(レッド&イエロー)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

スピード・オブ・サウンド / ウイングス
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(オレンジ)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(オレンジ)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

マッカートニーII / ポール・マッカートニー
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(クリア)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(クリア)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

タッグ・オブ・ウォー / ポール・マッカートニー
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(ブルー)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(ブルー)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

パイプス・オブ・ピース / ポール・マッカートニー
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(シルヴァー)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
輸入盤 CD デジパック仕様
輸入盤 LP カラー・ヴィニール(シルヴァー)
輸入盤 LP ブラック・ヴィニール

上記8タイトル・セット(ユニバーサル・ミュージック・ストア限定発売) / ポール・マッカートニー&ウイングス
日本盤 SHM-CD 紙ジャケ仕様(英国初回盤LPをミニチュア再現)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、カラー・ヴィニール(8色)、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付
日本盤 LP 直輸入盤仕様、ブラック・ヴィニール、解説・歌詞・対訳付、日本初回盤LP帯を可能な限り再現した巻き帯付

ポール・マッカートニー/アーカイヴ・シリーズ

ザ・ビートルズ
SHM-CD 紙ジャケ プリーズ・プリーズ・ミー
SHM-CD 紙ジャケ ウィズ・ザ・ビートルズ
SHM-CD 紙ジャケ ハード・デイズ・ナイト
SHM-CD 紙ジャケ ビートルズ・フォー・セール
SHM-CD 紙ジャケ ヘルプ!
SHM-CD 紙ジャケ ラバー・ソウル
SHM-CD 紙ジャケ リボルバー
SHM-CD 紙ジャケ サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
SHM-CD 紙ジャケ マジカル・ミステリー・ツアー
SHM-CD 紙ジャケ ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム)
SHM-CD 紙ジャケ イエロー・サブマリン
SHM-CD 紙ジャケ アビイ・ロード
SHM-CD 紙ジャケ レット・イット・ビー
SHM-CD 紙ジャケ パスト・マスターズ
SHM-CD 紙ジャケ ザ・ビートルズ 1962年~1966年 (赤盤)
SHM-CD 紙ジャケ ザ・ビートルズ 1967年~1970年 (青盤)

ザ・ビートルズ ステレオ盤 SHM-CD 紙ジャケット・シリーズ


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ポール・マッカートニー&ウイングス
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wingsfan@wingsfan.net


ア・デイ・イン・ザ・ライフ 知られざる10の真実
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

ビートルズの最高傑作とされている「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」にまつわる10の秘話を公開する。「「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」はちょっとしたものだった」と、1968年にジョン・レノンはローリングストーン誌に語った。それは、ありきたりで控えめな言い方だった。「気に入っている曲だ。ポールと僕が作った良い作品だ」。ビートルズの楽曲リストは伝説的な曲で溢れているが、アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の最後に収録されたこの大作は他の曲より抜きんでている。そしてその事実はこの曲がローリングストーン誌でビートルズの最高傑作として選ばれた2011年、公の事実となった。「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」がスタジオでレコーディングされたのは50年前、1967年1月19日だった。ビートルズの最も輝かしいこの作品について、みなさんが知らないであろう10のことを見ていこう。

1. ”車の中で正気を失った”男、という重要な一節は、ビートルズの友人の死から着想を得た
この曲の着想の中核――特にジョン・レノンが歌う、”車の中で正気を失った”男、というオープニング――は1966年12月18日に交通事故で亡くなったタラ・ブラウンの死と関係している。21歳のブラウンはギネス家の跡継ぎで、ビートルズの友人だった。1月17日のデイリー・メール紙にはブラウンの2人の子供たちとその親権についての記事が掲載されている。それは「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のレコーディングのちょうど2日前だった。曲の着想を得るために定期的に新聞を読んでいたレノンは新聞購読の習慣をこの有名な歌い出し、「I read the news today, oh, boy(今日新聞を読んだ)」に取り入れ、英国の悲劇とバディ・ホリーの口癖(oh boy)を組み合わせた。「タラは正気を失ったんじゃない」とレノン。「だが、ヴァースを書いている時にその言葉が浮かんだんだ。曲の中の事故の詳細――信号に気が付かなかったというところと、事故現場に人だかりができたというところ――はフィクションだ」。「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の肝は傍観する感覚だ。そしてこのオープニングのテーマは新しい世界をじっと見入ることだった。(ポール・マッカートニーの初めてのLSD体験を手伝ったのもタラ・ブラウンだった)。

2. リバプールの子供時代を描くことを想定していたコンセプト・アルバムに最初にレコーディングしたのが「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だった
レノンとマッカートニーが、それぞれリバプールでの子供時代を振り返っている「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」と「ペニー・レイン」のレコーディングが終了し、ビートルズは後に英国で最も有名な港町となるリバプールでの生い立ちをアルバムで具現化することを検討していた。彼らの気分は子供時代だった。そして、その事実はマッカートニーが書いた、朝起きて遅刻しながらバスに乗るという、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の中盤で幾らか表現されている。(ジョージ・ハリソンはバスの中で”みだら”な演奏をし、レノンとマッカートニーのオーディションを受けた。そして1964年の「ビートルズ・フォー・セール」リリース後のBBCライヴで、マッカートニーは”バスに乗るのが好きだ”と語っている)。曲のタイトルは最初のレコーディングセッションまでは「イン・ザ・ライフ・オブ」だった。より成熟したものにするため、子供時代をコンセプトにするという案は却下されることになった。「4人のマッシュルームカットの少年たちというアプローチを僕らは本当に嫌っていた。僕らは子供じゃなかった。大人だった」とマッカートニー。それでも、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に収録されている他の多くの曲同様、無邪気な驚きはこの曲の中にも保たれている。

3. ロードマネージャーのマル・エヴァンズが、目覚まし時計を”演奏”した
「スタジオに入った時、”24小節休もう。小節のカウントは、マルにしてもらおう”と僕が提案した」と、マッカートニーは記憶している。レコーディングが始まり、ビートルズはこの小節を何かで埋めようとは思っていたが、ドラマチックなクレッシェンドにしようとは思っていなかった。マッカートニーは「(24小節は)単なるある一定の時間で、非常にジョン・ケージ的な無作為の小節数だった」と続けたが、実はそれは偶然ではない。何しろこの曲は「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だ。24小節、つまり1日の時間数と同じだ。「マル・エヴァンズに小節をカウントしてもらった」とジョージ・マーティン。「ピアノの横に立って”ワン、ツー、スリー、フォー”とカウントするマルの声は今もレコードから聞こえる。それから彼は冗談で24小節の最後に目覚まし時計が鳴るようにセットしたんだ。その音も聞こえる。消せなかったからそのままにしたんだ!」。目覚まし時計のいたずらはマッカートニーの「woke up, got out of bed(朝目を覚まし、ベッドから飛び起きた)」という場面が始まる完璧なきっかけとして使われた。「偶然性の音楽」の最高の使い方だった。

4. この曲の3番はジョン・レノンが俳優として映画出演したことに触れている
1966年9月、レノンはリチャード・レスターの「ジョン・レノンの僕の戦争」に出演し、――ロケ中に「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」の詞を書き始めていた――「I saw a film today, oh, boy / The English army had just won the war.(今日、映画を見た。英国陸軍が戦争に勝ったという話だ)」という一節を書いた。ビートルズにとって欠かせないアシスタントのニール・アスピナルは撮影の空き時間にレノンの話し相手をするため、スペインに同行した。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」時代を象徴する、有名なレノンがかけていた老婆のような眼鏡は、この映画撮影の時に手に入れた。

5. デイリー・メール紙とレノンの友人のお陰で有名な一節が出来上がった
この曲は、今見ると心地よく筋が通っているが、おそらく当時のビートルズは日々の出来事を歌ったこの曲が日刊紙の内容とよどみなくかみ合っていることに気付いていなかっただろう。1月7日、デイリー・メール紙は英ランカシャー州ブラックバーン市の道に空いている穴は埋められるべきだと報じた。「僕らは二人で新聞に目を通し、”ランカシャーのブラックバーンにはどれだけの穴が”のヴァースを書いた。(レノンの)”ラン、カ、シャー”の言い方が好きだったんだ。北の方の発音だ」とマッカートニー。レノンは次の通り語っている。「レコーディングを始めても、一ヵ所言葉が浮かばないところがあった。分かっていたのは、”これで、アルバート・ホールを―(何かする)―ために、どれだけの穴が必要か分かる”という一節になるということだった。全く意味不明のヴァースだったが、どういうわけか動詞が浮かばなかった。穴がアルバート・ホールに何をしたのか?”アルバート・ホールを埋める”ってテリー(テリー・ドーラン:レノンの友人で後にビートルズが設立した会社アップルの代表を務めた)が言った。それで決まったんだ」。

6. ファーストテイクにはレノンの特徴的で風変わりなカウントインの一つが収録されている
スタジオでジョン・レノンはシュールな冗談を飛ばす機会を常にうかがっていた。1965年のシングルのB面曲「イエス・イット・イズ」で、レノンは「ワン・ツー・スリー・ブレッド!」とカウントインし、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」では、「シュガープラム・フェアリー、シュガープラム・フェアリー(シュガープラム?砂糖菓子?の妖精」と、チャイコフスキー(のバレエ組曲「くるみ割り人形」の第三曲)で合図を送った。これは、「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」に収録されているファーストテイクの曲の中の一つだ。この言葉はルイス・キャロル(「不思議の国のアリス」の作者)のように謎めいていて、レノンの狙い通りだった。曲のカウントインに砂糖菓子が使われ、さらにそれがバンドの気分を盛り上げたことがあったとしたら、それはこの時だろう。

7. BBCはこの曲の中心的な I'd love to turn you on(君を刺激したい)という一節を問題視し、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」を放送禁止にした
「時代はティモシー・リアリー(米国の心理学者、ヒッピーやドラッグを使う若者等の支持を得る)の Turn on, tune in, drop out (スイッチを入れ、照準を合わせ、放棄せよ)の時代だった」とマッカートニーは回想する。「それで僕らは I'd love to turn you on (君を刺激したい)と書き、ジョンと僕は「これはドラッグの曲だね。そうだね」と互いに顔を見合わせた。でも、同時に僕らの曲には常に複数の意味が含まれていて、turn you on (刺激する、スイッチを入れる)は性的な意味にもなり得る。だから…分かってくれよ」。BBCは、この言葉遊びを解さなかった。「この曲を何度も繰り返し聴いた」と、1967年にBBCの広報担当者が語っている。「この曲は少し行き過ぎていて、ドラッグの使用を許容する態度を促しかねないと我々は判断した」。この曲が禁止された後、レノンはやはり辛辣に批判した。「この曲を禁止した人に会いたい。何が起きているのか、彼に”教えたい(turn him on)“。なぜ、ドラッグを蔓延させている電気局は訴えられない? 電気をつける時”スイッチを入れる(turn on)”必要があるだろう?全ては解釈次第だ」。
※ turn on”には刺激する、薬物から快感を覚える、スイッチを入れる、などたくさんの意味がある。

8. 演奏に参加したオーケストラにアイデアを伝えるのは楽ではなかった
“君を刺激したい”という一節を思い付いた後のことをマッカートニーは詳しく語っている。「ジョンと僕が顔を見合わせた時、僕らの視線の間に小さな閃光が走った。それは、”君を刺激したい”のように、僕らがしていたことを互いに認めるやり取りだった。それで僕は、よし、この感覚を表現するために、何か素晴らしいものが必要だと思った」。マッカートニーが最初に思い付いたのは、90人編成のオーケストラだったが、最終的には40人編成になった。2月10日、ワーグナーの世界の終わりのようなグリッサンド奏法でレコーディングが行われた。オーケストラ奏者には仮装用のコスチュームの小物――それからプラスチックの乳首も――配られ、雰囲気が和らいだ。ブライアン・ジョーンズ、キース・リチャーズ、ドノヴァン、ミック・ジャガー、マリアンヌ・フェイスフルなどもレコーディングに参加し、浮かれ騒いだ。ジョージ・マーティンは、集合したオーケストラメンバーに手を焼いていた。「よく訓練されたオーケストラは、リーダーに従って画一的で理想的な演奏をする。だが、それは僕が一番してほしくない演奏だと彼らに強調して伝えた」とマーティン。マーティンとマッカートニーは奏者それぞれができるだけ静かに演奏を開始し、隣の奏者の音に耳を傾けることなく、音楽的なオーガズムに達するように演奏を終わらせてほしかった。「オーケストラ側は、もちろんくだらない冗談、金の無駄遣いだと思っていた」。

9. この曲のレコーディングはほとんど夜間にのみ行われた
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、ビートルズはアビー・ロード・スタジオの夜の住人として定着した。スタジオのレンタル料は高額だったが、ビートルズの連続使用時間は群を抜いており、収録にどれだけ時間がかかっても、ほとんどいつも希望する時間を選ぶことができた。1月19日は19:30に第2スタジオに集合し、午前2時半まで精を出し、翌日も真夜中過ぎまでレコーディングは続いた。そしてこのパターンは、アルバムのレコーディングが全て終わるまで続いた。レノンが正午前に起床することはほとんどなかったので、アビーロードのスタッフは調整を強いられた。アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の全体の収録時間が585分だったのに対し、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」には34時間かかった。手が込んでいたのはレノンのボーカルで、何テイクもかかった。その理由の一つはエンジニアのジェフ・エメリックによると「ジョンは、歌う時にヘッドフォンからエコーを聞いていたんだ。エコーは、後から足したんじゃない。自分の声のエコーでジョンはリズムをとっていた」。

10. 曲の最終コードは3人がかりだった
ビートルズは象徴的なコード作りの達人だ。「ハード・デイズ・ナイト」のオープニングでもそれは顕著だが、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の最後のコードに並ぶものはないだろう。そのレコーディングが行われたのは、2月22日の多重録音の特別セッションだった。このカノンのレコーディングがマル・エヴァンズにとって2度目のビートルズ曲への参加となった。マルとジョン、リンゴ・スターは3台のピアノの前に腰かけ、同時にEのメジャー・コードを叩いた。ぴったり同じ瞬間に鍵盤を叩くのは難しく、成功したのは9テイク目だった。最後が一番うまく合った。それを3回オーバー・ダビングし、9台のピアノを12人で演奏したような効果を出した。エンジニアのジェフ・エメリックが音量調節器を上げ続けたので、レコードからはスタジオの空調音も聞こえる。今では伝説となったこの曲にふさわしく、その音には終わりがないような持続性があり、途切れることなくいつまでも、いつまでも続いている。

Thanks! ローリングストーン

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