つれづれなるままにWINGSFAN
Tribute Vlog for Paul McCartney & Wings
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LIVE
9/23 ポール・マッカートニー 米国 シラキュース Carrier Dome
9/26 ポール・マッカートニー 米国 ユニオンデール NYCB LIVE's Nassau Veterans Memorial Coliseum
9/27 ポール・マッカートニー 米国 ユニオンデール NYCB LIVE's Nassau Veterans Memorial Coliseum
10/1 ポール・マッカートニー 米国 デトロイト Little Caesars Arena
10/2 ポール・マッカートニー 米国 デトロイト Little Caesars Arena
10/13~28 ポール・マッカートニー ブラジル、コロンビア、メキシコ
12/2~16 ポール・マッカートニー オーストラリア、ニュージーランド

映画
9/24 14:00 ロックショウ・爆音上映
年内? ポール・マッカートニー High In The Clouds
年内? A Life In The Day

アナログ盤
9/26 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ラバー・ソウル
10/10 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ザ・ビートルズ (2枚組)
10/24 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ヘルプ!(4人はアイドル)
後半? ヨーコ・オノ ストーリー , シーズン・オブ・グラス , イッツ・オールライト , スターピース , 未完成作品第3番 ウェディング・アルバム
後半? ポール・マッカートニー 全カタログ再発

本 , 雑誌 , ムック
9/26 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ラバー・ソウル
10/5 ビートルズが教えてくれた
10/10 増補改訂新版 ビートルズ213曲全ガイド ~THE BEATLESONGS 213~
10/10 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ザ・ビートルズ (2枚組)
10/20 英国レコーディング・スタジオのすべて
10/24 ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション ヘルプ!(4人はアイドル)
年内? ビートルズ・ストーリー Vol.10 '71
2018年 The Beatles: Yellow Submarine

CD
9/27 ビートルズ ライブ・アット・ブドウカン 1966
10/6 ダニー・ハリスン IN//PARALLEL US盤
10/18 ジョージ・マイケル リッスン・ウィズアウト・プレジュディス+MTVアンプラグド (ポール・マッカートニー参加)
10/25 ビートルズ シェイ・スタジアム・1965
11/17 シャルロット・ゲンズブール Rest (ポール・マッカートニー参加)
12/15 チャリティー・アルバム (ポール・マッカートニー参加) UK盤
後半? ヨーコ・オノ ストーリー , シーズン・オブ・グラス , イッツ・オールライト , スターピース , 未完成作品第3番 ウェディング・アルバム
後半? ポール・マッカートニー 全カタログ再発

グッズ , ゲーム
9/29 The Beatles Pro-Ject LP Player 1964
9/30 ビートルズ コラボTシャツ
10/1 ビートルズ&ほぼ日手帳2018 コラボ手帳

イベント
9/29~10/1 WetNose Day
10/5 19:00 ほぼ日手帳発売記念 糸井重里 × 鈴木慶一スペシャル対談
10/15~22 藤本国彦と行くロンドン&リバプール・ビートルズゆかりの地めぐりの旅
10/19 12:30 ビートルズ・アナログ鑑賞会 Vol.13 ウイングス特集
11/3 レコードの日
11/9まで センシビリティ アンド ワンダー
12/8 ジョン・レノン追悼イベント Give Peace A Chance!
2018/3/11まで ロックの殿堂ジャパンミュージアム

BD , DVD
11/8 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊


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wingsfan@wingsfan.net


ポール・マッカートニー、サージェント・ペパーズについて語る 後編
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

アルバムの最後、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の後に超高音が入っていますよね。そしてレコードのインナー・グルーヴ・ループが入っています。このアイデアはどこからきたものですか?

あのループは、当時僕たちがよくパーティをして、マリファナでハイになっていた事に由来しているんだ。皆でパーティをする時には必ずLPをかけていた。そしてレコードが終わっても、皆ハイになっているから、レコードはこういう状態になる[ポールはレコードの針が内側の溝を走っている音を真似る]。皆、経験があるはずだ!でも皆、 “あれれ……ありゃりゃ”とか言うだけで、誰も止めに行かないわけ!

だから、だったらここに何か入れてやろうじゃないかと思った。ちょっとしたループを作って、そうなった時にも常に何か聞こえてくるようにしよう! それがあのアイデアの発端だ。僕たちは皆でマイクを囲んで馬鹿げた事を色々としゃべった。その時に僕たちが言った事の一部をあのようなループにしたんだ。

確かジョンは“クランベリー・ソース、クランベリー・ソース”とか言っていたと思う。これは僕たちにとってはちょっとしたお遊びだった。僕たちは常に、他の人たちとは違うアルバムを作りたいと思っていたからね。だからこれはとても“ビートルズらしい”事だと思って、そうしたんだ。本当にあの瞬間[レコード・プレイヤーが内側の溝を走っている音を真似る]のためだけにやった。ただの“クーチュン、クーチュン”ではなく何かを入れたかった。

でもクレイジーな事に、さっきも言ったように当時は皆、僕たちがやる事をなんでも深読みしていたんだ。ある日、誰かが僕の家に来て、逆回転させたら意味のある言葉になったと言った。つまりこの溝の部分の言葉を逆回転させてみたんだね、でも僕たちはそんな事はやってみた事もなかったから、「あり得ない、そんなの馬鹿げている、嘘ばっかりだ!」と言った。そしたら彼らは「本当です、本当にそうなんです!」と主張するから、僕は、「じゃあ、来てやってみてくれよ」と言った。それで、彼はなんとかレコード・プレイヤーのモーターに逆らってループ部分の逆回転を試みた。結果、ちょっと四文字言葉を言って申し訳ないけれど、“僕たちはスーパーマンのようにおまえをファックする”と聞こえたんだよ!僕は「馬鹿げている! 信じられない!」と声をあげたんだけど、確かに“僕たちはスーパーマンのようにおまえをファックする、僕たちはスーパーマンのようにおまえをファックする”と聞こえたんだ!

という事は、これは全くの偶然だったという事ですか?

うん、そうさ!偶然だったんだけど、深読みされるとそういう事があったりするんだよね。人々は皆、真意を探ろうと色々とやるから。まあ、あれはそういう事だったんだよ。

こういうインナー・グルーヴ・ループを試みた人は今までいなかったという事ですよね?

そう、今までループをこのように加工した人はいなかった。馬鹿げたアイデアだよね。僕たちみたいな馬鹿は他にはいなかったって事さ!

でももう一つすごいのは、超高音のノイズだ[口笛を吹く]。スタジオではジョージ・マーティンとすごい話をたくさんした。彼はとても勉強家でね。とても数学的な頭脳をしていて、僕たちがやっていた多くの事の裏にある科学的な根拠を熟知していた。僕たちは考えなしにやっていたんだけど。僕たちはただ好きなように楽しんでやっていただけだったから。彼は周波数の事について話をしてくれてね、「周波数には様々なものがある」と彼は言った。例えば、と言って彼はこう言った。「君たちは私よりも若い耳を持っているから」そして続けた。「ちょっとしたテストをしてみようか」そう言うと彼はそこにあった発振器を持ち出して音を出した[ポールは低音から高音へと口笛を吹く]。そしてさらにこういう音を出した[とても高い音で口笛を吹く]。そして彼は言ったんだ「この音は聞こえる?」僕たちは言った「うん……」そしたら次にこういう音を出した[さらに高い音を口笛で吹く]。そして言った「これは私には聞こえないけれど、君たちは聞こえるかい?」僕たちは言った「うん、聞こえるよ!」

彼がさらに音を高くしたら、僕たちにも聞こえなくなった。そこで彼は言った「それでもまだ音は出ているんだよ」つまり、雑音、周波数はまだ存在しているというんだ。彼は言った。「犬はこの音が聞こえるんだよ。犬の耳の構造は人間とは違っていて、聞こえる周波数帯が違うんだ」。僕たちは言った。「すごいじゃないか!これをレコードに入れよう!」って。つまり、聞いている人たちの誰も音が聞こえないのに、犬だけが気付くわけだ。耳をピンとそばだてて、「え? 今の何?」って。

だからあのアイデアはこの傑作な会話に端を発している。そしてこの会話でもう一つ出たのは、その正反対の話だ。ジョージ・マーティンはこうも言った「こういう周波数帯の違いは多くの人が知っている事実で、ヒトラーは、自分の宣伝映画を作ったりする専門の宣伝担当者を抱えていた。レニ・リーフェンシュタールの事は君達も知っているだろう。そして彼がやる宣伝活動にはすべて仕掛けがあった」そしてこうも言った「これは本当だともっぱらの噂なんだけど、彼の大決起集会には何百、何千人が集まっていたよね。映画などでも見た事があると思うけれど。でもそういう集会で彼はすぐには到着しないんだ。その間にスタッフはスピーカーから可聴周波数以下のノイズを流す[ポールは低いブーンという音を真似る]。誰もこの音は聞こえないんだけど、なんだか落ち着かない気分になる。聞こえないけれど、なんとなく不快になるんだ」。大きなクラブなどで聞くことがある超重低音に似た感じだよね。あれは、なんかちょっと不快な気持ちになる事があるからね。そして彼は続けた「その音を流し続けて、ヒトラーが到着する直前にその音を切る」。
そうすると皆、ホッとするというわけですか?

そうさ!“ああ、彼が来てくれたから気分がよくなった!”という感じ。そこに可聴周波数以下のノイズが存在していたなんで誰も知らないわけだから。

そしてジョージ・マーティンがこの話をしてくれたんですね?

そう。ジョージ・マーティンだ。この二つは同じ時に話してくれた。ジョージ・マーティンの語る“高周波数と低周波数の話”だね。こういうちょっとした会話がとても楽しかった。そしてそれらをすべて自分たちの音楽の中で使った。

例えば、テープのオペレーターが間違えてテープ・マシーンを逆回転させたとしたら、僕たちは「え? それって何?」と興味を示した。僕はいつも言うんだけど、こういう時に他のバンドだったら「おいおい、逆回転させているぜ、馬鹿! 早く戻せよ!」で終わると思うんだ。僕たちはそういう時にはいつも「へえ、これをどこかで使えないかなあ?」ってなった。
ジョージは本当に素晴らしいプロデューサーでそういう事をわかってくれた。彼は“そうだね、使えると思うよ。ここをこうして、あそこをああすれば……”という感じで言ってくれた。それって興味深い事で、彼は物理的な事をいつも僕たちに教えてくれて、とても勉強になった。スピードを半分に落とす技術についてもそうだ。例えば「ア・ハード・デイズ・ナイト」のギター・ソロのように[ポールは歌い出す]、とてもテンポが速いものなどは、通常のスピードで弾くのはとても大変だ。そこでジョージは、「じゃあこうしよう……」と言って、スタジオの機材の速度を半分に設定した。そして僕らは1オクターヴ下げて演奏しなければならない。それが面白かった。へえ、速度を半分にすると1オクターヴ下がるのかって。ベースとかギターで、1オクターヴ下げて、半分のスピードでプレイすれば[ポール、低い声で、半分のスピードで再び歌い出す]とても楽だ!そしてそれを通常のスピードに戻すと……[通常のテンポに戻して歌う]。つまりあの曲のソロは倍速になっているわけ。このやり方は大いに楽しかったね。1オクターヴ下げてゆっくりプレイするってやり方。

「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」でもあなたたちは実際は少しゆっくりプレイしていたのかなと常に思っていたんですが。というのは声が若干高いように思えるのですが?

後で若干スピードを上げた事も時々あったよ。曲を作ってレコーディングをした後で、“ちょっと遅い!”と感じたら、レコーディングをやり直す代わりに、テープの方をちょっと上げたりした。最近ではテープの速度を上げてもピッチはそのままという機材も、ロジックとか他にもいくつか出ているけれど、当時は速度を上げるとピッチも若干上がっちゃったからね。

もう一つ、私たちのところによく寄せられる質問に、今、考えれば、「ペニー・レイン」と「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」は、このアルバムに入れた方が良かったと思っていますか、というものがありますが、あなただったら、どこにいれますか?

いや、あのままで満足しているよ。だから、アルバムのどこかに入れる事は全然考えたことがない! 『サージェント・ペパー』の前触れとして先にリリースして良かったと思っている。それに、僕たちは常に新曲をフレッシュな状態でリリースしたいと思っていた。あの2曲は出来たばっかりだったから、アルバム全部が完成するまで待つというのは、僕たちにとっては好ましい選択ではなかったと思う。あれらの曲は出来上がった瞬間に皆が気に入ったから、とにかく曲が出来て録音が終わり次第、すぐに出したいと思っていた。そしてあのシングルがこれから出るアルバムのファンファーレのような役割を果たした事もよかった。それにあのシングルは、お買い得だったって事もよかったね。つまり両A面シングルだったし。でもそれだけではなく、ある意味、次のアルバムの到来を告げるものでもあった。

どこに行くのかを示す道しるべのような感じですか?

そう!

もう一つ、寄せられている質問をします。当時、このアルバムがこれほどビッグになると予想していましたか?

いいや、そんな事はなかったな。僕たちがわかっていたのは、音楽紙が……多分当時二大音楽紙だった『ニュー・ミュージック・エクスプレス』紙か『メロディ・メイカー』紙だと思うけれど、そのどちらかの記者が“ビートルズは枯れてしまった。もう彼らは終わりだ。彼らはアイデアが枯渇したから何もリリース出来ないでいる”と書いた事だった。その記事を読んで僕たちはアビイ・ロードで密かに、そんな事はない、僕たちのアイデアは枯渇してなんかいない、いつか “いいや、枯渇してなんかいないぞ! これを聞け!”と言って『サージェント・ペパー』を突きつけて“訂正しろ!”と言ってやれれば最高だなと思っていたよ。

そして実際、アルバムがリリースされたら『ニューヨーク・タイムズ』紙の評論家が、ひどい、と言ったんだ。リンダは道で彼に偶然会った時に“あなたはおかしな人ね。あのアルバムは素晴らしいアルバムなのに、あなた何、言ってるの?”と言ってやったと言っていた。多分、その週に多くの人から同じような事を言われたんだろうね。その翌週、彼はその発言を撤回した。彼は“なんか、聴き慣れたら好きになってきたよ”と言っていた。

振り返って考えていつも驚いてしまうのは、このアルバムをレコーディングしたあなたが、まだほんの24歳だったという事実です。本当にすごいですよね!

そうだね。でも24歳で自分はかなり大人だと思っている人って多いと思うよ。僕たちもそうだったし!僕たちは19、20の頃からバンドをやっていたし、ああいうペースで4年間もやってきたのは、長い期間だった。それに皆、ロスマンズのタバコを吸っていたし、カーナビー・ストリートの服を着ていたから、自分たちはかなり流行の最先端を行っていると思っていた。だから24歳は特に若いとは感じていなかったな、20歳を越えていたしさ!

よく僕たちが17歳の頃の話をするんだ、僕とジョージが17歳の頃、いや、ジョージはまだ16歳だったね、その頃、僕たちはよくジョンに会いに、彼の通っていたアート・カレッジに行っていた。うちの学校の隣だったんだ。今ではここはLIPA、つまりリヴァプール・インスティチュートになっていて、隣にあったアート・スクールも今ではLIPAの一部になっている。とにかくジョンはそこに通っていたから、ランチタイムとかに行って、よく彼とつるんで遊んでいた。そしてジョンと同じ学年に、クラスの誰よりも年上の人がいたんだ。そういう事ってあるだろう、彼が24歳だという事を僕たちは可哀想だと思っていたんだ!本当に、純粋に気の毒だと思っていた。[囁くように]“え? 彼って24歳なの? うわ、気の毒に!”という感じ。今思うと、彼だってまだほんの子供だったんだけどね。でもそういう思いがあったから、自分たちが24歳になった時は、かなり色々とやってきたなと感じていた。十分やってきたから、僕たちは大人だと思っていたわけだ!

The Beatles

PaulMcCartney.comのあとがき:
このQ&Aの録音を止めた後も、ポールは、色々と興味深い話をたくさん聞かせてくれた。例えば、ある日ジョン・レノンがギターをアンプに立てかけたところ、5弦がハウリングした。バンドの皆がその音を聞いてびっくりして「一体何?」と言った。そしてジョージ・マーティンが、周波数によっては物体が共鳴する事もあると説明すると、この新たな音を「アイ・フィール・ファイン」の出だしで使おうと決めた、という話など。ポールは、ビートルズのそういうところが大好きだったと私たちに語った。こういう“嬉しい偶然”があったときに、バンドはそれをどうにかして曲に取り込もうとした。この事をポールは、画家が予期せずにカンヴァスにつけた刷毛の跡を塗りつぶさずにそのままにしておく事と関連づけて語ってくれた。もう一つポールが私たちに語ったのは、スタジオでセッション中にエンジニアの一人がテープを逆にかけてしまった時のエピソードだった。“プレイ”ボタンを押したら、曲が逆回転で聞こえてきて、彼らはすぐにジョージ・マーティンに、これをどこかで使えないかと相談した。ポール曰く、ジョージの返事はいつも、顎を撫でながら、思慮深い顔になって「そうだね、多分出来ると思うよ…… 」だったそうだ。そしてその後の事は、ファンなら周知の事実!

Thanks! ユニバーサル ミュージック

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